工事番号:令和5年度県河局02045-001号
工事名:仙台川根固めブロック設置工事
工事場所:二級河川七北田川水系仙台川(仙台市青葉区北根黒松地内)
工期:令和6年2月14日~令和6年9月30日
発注者:宮城県仙台土木事務所 河川砂防第二班
施工概要:施工延長 L=255m
     根固めブロック据付 N=550個
     袋詰め玉石 N=13袋
     間詰コンクリート V=232m3

施工目的:本工事は、長年の河川の流下によって河床の軟弱箇所が洗堀され、護岸の基礎下部にも洗堀が及んでいる箇所もあった。以上から本工事では護岸の長期安定性の向上の為、間詰コンクリートによる補強を行い、更に河床洗堀が進まない様に根固めブロックをを設置した。

仙台川は都市部を流れる河川の為、舗装や側溝等により雨水が集まりやすく、短時間で河川の水位が上昇する河川であった。また河川への進入箇所が近くになく、施工箇所下流側にスロープを設け、河川内を片道15分自走し施工箇所へ重機を移動していた。
近年ではゲリラ豪雨などもあり、雨の降り始めから10~15分後には水位が50~60cm上昇する事が多く、時には1.5m程度の水位上昇が確認できた。
この為重機の退避する時間が最短で15分、河川の水位上昇が15分程度の為、作業中止・退避の判断を誤ると河川内で重機が水没する恐れがあった。天気予報・クラウド型水位計・雨雲レーダーの情報を細まめに監視し、作業ができるか中止をするかの判断を常に求められ気の休まる事のない現場でした。
また出水後は施工箇所の手直しが必ず発生し、3歩進んで2歩下がるような手戻りの多い現場でした。

着手前

現場作業状況

完了